四季のしめくくり大寒

四季のしめくくり大寒

一年で一番寒い時期が来ました。
今年は1月20日が「大寒」。ここから2月3日頃までが一年で最も寒い時期で、2月3日の節分で春夏秋冬の一年が締めくくられ、2月4日は「立春」で暦の上では春を迎えます。

今年の「大寒」は文字通り大寒波がやって来そうです。
一年でもっとも寒さが厳しいこの時期ですが、段々と日が長くなり、春の訪れを少しずつ感じられる時期でもあります。
体調管理に気を付けながら、季節を感じてみるのはいかがでしょうか。

三寒四温
三日寒い日が続くと、そのあとには四日ほど暖かい日があるよという意味の言葉。暖かい日が続いて、春が来たかなと思っていたら翌日からは真冬の寒さが戻り、「三寒四温だね。」なんて季節を感じるこの時期ならではの言葉です。

節分
昔は、立春、立夏、立秋、立冬の前日が全て節分とされていたそうです。
今では立春の前日、一年の節目に当たる春の節分だけが、年の行事として残っていますね。豆まきをして恵方巻を食べる方も多いのではないでしょうか。
歳の数だけ豆を食べると健康に過ごせるといわれています。
年々食べる豆の数は増え、健康のためと義務感に駆られながら、たくさんの豆を食べる筆者であります。
そして恵方巻、2023年の恵方は「南南東」だそうです。
口をきかずにもくもくと恵方巻を食べて福を呼び込みましょう!

大寒たまご
毎年大寒の日に生まれた卵のみを「大寒たまご」と言って、食べると運気が上がるといわれています。
本来、鶏の産卵期は春から夏にかけてで、たまごはいつでも手に入るものではありませんでした。そして、春が近づく大寒の頃になると鶏が卵を産み始め、冬の間に栄養を蓄えていた鶏が生む卵はとても栄養価が高いと考えられていたようです。2023年は1月20日に生まれた卵だけが「大寒たまご」と呼ばれますが、この寒い時期に生まれる卵はみな栄養価が高いといわれています。
恵方巻の出汁巻きに使うも良し、シンプルに卵かけごはんにするも良し、縁起物のたまごで運気アップしたいですね。

一年で最も寒さが厳しい「大寒」ですが、厳しい寒さの中でも少しずつ春を感じながら、暖かくなるのを心待ちにしていた昔の人の知恵を感じられるコトやモノがありますね。忙しい毎日だけど、こういうコトやモノを感じる時間を大事にして過ごしたいものです。



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